※ネタバレ注意。またこの記事内の画像および動画は「でぼの巣製作所」様から使用許諾を得て掲載していますので、いかなる形での転載も禁じます。
作品詳細
夏神楽
ブランド | Studio e・go! or でぼの巣製作所 |
---|---|
ゲームジャンル | シミュレーションRPG |
ボイス | 男主人公含めあり |
プレイ時間 | 約18時間半(エロ回収1回目やエンディング含む) |
体験版 | あり |
備考 |
夏神楽 感想
派遣された神職見習いが、神社に住む巫女姉妹と協力し妖怪を退治していくシミュレーションRPG。
全てはここから始まった。
当ブログでレビューさせてもらっている神楽シリーズ
その神楽シリーズの初代作品になります。いわゆる原点。ちなみに夏神楽は
- でぼの巣製作所様から販売されているリメイク版
- studio.e.go時代に出されたオリジナル。
の2作があります。
今回はstduio.e.go版の夏神楽をメインにストーリーやシーンをまとめ、リメイク版の夏神楽についてはざっくりと遊び、後程どんな感じで変わっているのかを記載する形でレビューしていこうかと思います。
ストーリーについて
ストーリー
主人公・滝峰幹也は、妖怪退治を仕事としている神職見習い。
夏休みに入り、彼はとある山にある神社の妖怪退治に派遣される。(下記2サイトの公式から引用)
幹也くんは、巫女であり姉妹の「音羽桂香」ちゃん「音羽初花」ちゃん、居候の妖怪「音羽葉子」さんに、神社の神様である「ナツ」様と協力して妖怪を退治していくというのが主題。
もう少し導入部分を書くと
神社に着いた幹也くんはすぐさま神社の異変に気づき、神社の近くにある森へ進みます。そこで桂香ちゃんと初花ちゃんが大蜘蛛と対決している場面に遭遇。
すぐに幹也くんも加勢し大蜘蛛を一旦は退却させるのですが、幹也くんも大蜘蛛に霊力を奪い取られてしまい、自身の力を満足に発揮できなくなってしまいます。
力を扱えなくなってしまった幹也くんは派遣された当初の目的を果たすため、また自身の力を取り戻すため、別の方法で音羽姉妹と協力し妖怪退治を行い大蜘蛛を倒す…というのが初期の目的。
もちろん大蜘蛛を倒して終わり!なんてことはなく、中盤から後半のストーリーでは幹也くんの力の影響でさらなる問題が発生し、今度はその解決に取り組みます。要するに物語が進むに連れ徐々に大きくなっていくパターン。
このへんは実際にプレイしてみてくだされ。あまりネタバレしてもつまらないしね。
ストーリー全体の感想は、音羽家の人と幹也くんの日常シーンが非常に面白かった&可愛かった。
初花ちゃんを怒鳴りつける桂香ちゃん(それを眺める幹也くん)だったり、
葉子さんに翻弄される幹也くんだったり
どのキャラもキャラが立っており、主人公との組み合わせはもちろんのことヒロイン同士との掛け合いが魅力的でした。
特にナツ様。最初はとある事情で冷たい態度をとるのですが
その事情が解決すると一変。
小動物のように懐いてくれます。この時の可愛さは必見。
私的には楽しめましたが、客観的に見ると
- ストーリーはヒロインとの掛け合いを行う日常シーンと、発生した問題を解決するために奮闘するのが中心
- 選択肢は最後まで発生せず、その選択肢によりキャラエンドが変わる。そのため大部分は共通ルート。またエンディングについてもあっさり目
という仕様なので、主人公とヒロインの恋愛を楽しみたい!っていう人は好みが分かれるかもしれない。
システム(プレイ時間などの記載含む)について
システムは朝~昼はアドベンチャーパート、夜はシミュレーションパートで妖怪を退治していく仕様。
アドベンチャーパートは下記の感じ。通常のアドベンチャーゲーム同様読み進めていけばOK
シミュレーションパートはターン制で、「桂香」ちゃん、「初花」ちゃん、「幹也」くんの3人で妖怪を倒しつつ拠点(霊脈)を抑えていくのが基本。
「桂香」ちゃんが刀で近接攻撃中心、「初花」ちゃんが弓で遠距離中心、「幹也」くんは回復と妖怪を召喚していくことで戦っていきます。
勝利の条件は「妖怪を全て倒す or 拠点を全て抑える」こと(一部戦闘では対象の敵を倒すことで勝利になります)
敗北の条件はこちらのキャラが倒されること。桂香ちゃんか初花ちゃんが倒されると、倒した妖怪とのエロシーンに突入します(敗北エロシーン後治療エロにも突入)
と言ってもイメージが湧かないと思うので下記の動画を参考にしてみてください。
難易度は「普通」、「簡単」、「もっと簡単」の3つ。
私は普通でプレイしましたが、それなりに手ごたえがありました。一部のステージは何度かやり直すこともあったり。
拠点を抑えるとこちらの霊力回復が上がるのですが、逆に敵に拠点を抑えられるとターンごとにランダムで敵が召喚されるようになっちゃうんですよね。
難しいステージはこちらが上手く行動できないなか敵だけがどんどん拠点を抑えていくため、どのようにして自分の拠点を守りつつ、出現する敵の猛攻をさばいて相手の拠点を抑えていくか戦略性が問われます。
この戦略性がこのゲームのひとつ魅力…ではあるのですが、その分プレイ時間がかかってしまうのが難点。
難易度は下げれるのでクリアができないとかはないと思いますが、後程記載するエロの回収含め手早くエロを見たい!という人ほど不向きなのは確か。
エンディングは
- 各ヒロインのハッピーエンド…4つ
- 各ヒロインのバッドエンド…4つ
- 共通エンド…1つ
の計9個。
葉子さんとナツちゃんのバッドエンド以外は回収は容易。
上記2人のバッドエンドは、恋人関係になったうえでラスボスに敗北する必要があります。
プレイ時間はエロ回収含め18時間半ほど。1周目クリアで約13時間半ほど。SLGパートがどれだけサクッとクリアできるかでプレイ時間は変わってくるでしょう。
システム面の注意点はセーブの数。
全部で20個と少ない上に回想は一度見たものが解放されるという仕様上、下手なところでセーブしたり元のデータを上書きすると、再度同じステージまで行かないとエロ回収ができないという厄介な仕組みになっています。
そのため
- セーブ場所を絞る(新規ステージが解放され1つも攻略していない状態と選択肢のみセーブを行う)
- セーブフォルダバックアップしておき、シーン回収時にバックアップしたセーブデータを利用する(バックアップしたsave01.datなどの単体データを、ゲーム側で使用するセーブデータへ上書きすることでシーンを引き継いだままバックアップしておいたセーブデータに置き換えることができる)
上記どちらかをやっていく必要があります。
基本的には1が安全。2は私が使用した方法なのでおそらく可能かと思いますが、100%安全とまでは言い切れないのでやる場合は自己責任でお願い致します。
エロシーンについて
エロシーンは大きく分けて
- 敗北エロ
- 治療エロ
- 恋人エロ
- 強化エロ(葉子さんとの性行為)
の4つ。
メインは敗北エロと治療エロで、1回目、2回目以降(基本CGは一緒でテキストなどの内容が変わる)の差分があります。
回想で見られるエロシーンは
桂香…20シーン
初花…20シーン
葉子…4シーン
ナツ…3シーン
葉子×桂香…1シーン
葉子×初花…1シーン
の計49シーン。
破瓜シーン差分はなし。葉子さんとナツちゃんは主人公とのエロがほとんどを占めます。
回想はシステム(プレイ時間などの記載含む)についてで記載した通り、一度対象のエロシーン見る必要があり。その他クリア後に解放されるエロがあります。
プレイ相手は
- 水妖(スライム)
- 木霊(触手プレイ)
- 蛇
- ナメクジ
- 餓鬼
- 蜘蛛
- 海月(クラゲ)
- 靭蔓
- 鬼
- 河童
- 天狗
- 鵺
- ラスボス(ネタバレになるので伏せ。触手系プレイ)
それと幹也くんがエロのお相手。
妖怪はラスボス以外ボイス(セリフ)なし
エロの詳細は下記を参考にー。
ただ1回目のみで2回目以降はまとめておりません。その点は…多めに見てください。
キャラ:葉子 | |
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1 | |
プレイ相手 | ラスボス(ネタバレなので伏せ。触手プレイ) |
葉子の服装 | 巫女服 |
1回戦目 | 特殊体位で拘束。胸を愛撫された後イラマチオ。イラマチオ途中で葉子が抵抗したことによりイラマチオを辞めてアナル挿入。アナル挿入後しばらくしてから膣挿入&イラマチオを行い3穴プレイへ。口内射精され媚毒を流しこまれた後、膣とアナルピストン。最後は2穴中出し&口内射精される。 |
備考 |
キャラ:ナツ | |
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1 | |
プレイ相手 | ラスボス(ネタバレなので伏せ。触手プレイ) |
ナツの服装 | 巫女服(服ボロ) |
1回戦目 | 正常位系の体位で拘束。身体全身を触手に愛撫された後3穴(膣とアナルと口)挿入。最後は中出し&口内射精される。 |
備考 |
エロの傾向はざっくり書くと
- 敗北エロ…嫌悪オンリー、嫌悪しながらも感じて最後は絶頂する系
- 治療エロ…妖怪に犯された傷を癒すためのエロ、もしくは幹也くんに体内に残る妖気を調査され羞恥するエロ
- 恋人エロ…キャラによって責めや受けが変わりますが。全員お互いを思い合うエロ
- 強化エロ…葉子さん責めエロ。桂香ちゃんや初花ちゃんは羞恥あり
シチュはでぼの巣製作所様から出されている神楽シリーズと同じくソフト系エロ中心。特殊なのは失禁ぐらいかな。テキスト描写は今(2020年)の抜きゲーと比べるとかなり短め。
全部の説明描写を書くのはあれなので、雰囲気は下記の動画でどうぞ。治療エロを見れば恋人エロや強化エロのイメージは何となくつくはず!(たぶん)
私的には敗北エロの描写が印象的。嫌悪しながら感じて系ではあるのですが、声優さんのボイスの出し方や強制的に絶頂させられた~的な描写が多いためでぼの巣製作所様から出されている神楽よりも、悲壮感が強くまた快楽に呑まれるという要素は薄く感じました。
敗北エロ
治療エロ
リメイク版との違い
ざっくり遊んでみたリメイク版!
遊んでみた感じ違いは下記の3つかなーと。
- 絵柄の違い
- エロシナリオの加筆
- システム面とSLG面の大幅強化
通常のストーリーについては変更や加筆はなし。エンディングについても加筆などなし。
絵柄の違い
見れば分かると思うけど念のため。でぼ版「夏神楽」は可愛い絵柄で描かれます。
下がstudio.e.go版。キャプチャしてから知ったんだけど、複数立ち絵もでぼ版のみだったんですな。
もちろんエロについても絵柄が違います。でぼ版の絵のサイズが横幅に作られている関係で、画像サイズがおかしくなっていますがその点は許して。
エロシナリオの加筆
妖怪敗北時のエロのテキストが増量されました。ただ1から書き直されたのではなく、既存のテキストの間に加筆を行って長くした感じっぽい。
また妖怪敗北時以外のエロテキストは変わりません。
動画にしてみたので下記を参考に。
でぼ版
studio.e.go版
システム面とSLG面の大幅強化
おそらくこの部分が大きな違い。
まずセーブ数。神楽黎明記などのシリーズと同じ方式に変わっているので、studio.e.go版の夏神楽より多くのセーブが行えるようになりました。(studio.e.go版が20個、でぼ版が100個のなので5倍)
エロやエンディング回収は一度見る必要がある部分は変わっていないため、セーブできる数が増えたのは大きな利点。
次にSLG面。この前レビューした「霊神楽 ~奮闘記~」と同じシステムになりました。もちろん見た目以外にも変更があります。
まずは勝利条件。一部戦闘以外は「 拠点を全て抑える」に変更されました。全ての敵を倒しても敵が抑えた拠点が存在する限り、クリアにはなりません。
次に各キャラが使用できる技。桂香ちゃんや初花ちゃんは最初から全体技を使えるように変更されました。
下記が参考画像。雷撃とあるがstudio.e.go版ではしばらく進めないと使えない
また幹也くんは召喚する妖怪が変更され、さらに自分で選択した妖怪を召喚できるようになりました
下記がstudio.e.go版の参考画像:召喚する場所の地面(土だったり緑だったり、水だったり)に合わせて召喚する妖怪が決定する。
下記がでぼ版の参考画像。召喚を選択すると好きな妖怪が召喚できるようになっている
その他諸々細かい変更があり、道中の攻略は非常に楽になりました。その分ラスボスが超強化されているので、最終戦がきついという問題点はあったりしますがその辺は難易度調整で何とでもなるはず…。
まとめ
今の神楽シリーズと違って遊べるゲームにエロが付きました!という感じが強かったですね。
そのため、エロを目的として遊ぶにはやや厳しいかなーという印象。特にテキスト描写の長さは顕著。今の抜きゲのレベルが上がったし、15年以上前のゲーム(発売日2003年)なんだから当たり前っちゃ当たり前なんだけどね。
上記エロの部分はリメイク版だと解消されていますが、元のテキストに加筆していくスタイルなので人によっては違和感を覚える可能性があったり、そもそも絵柄が大幅に違うので好みが出たりと一筋縄ではいかない感じ。
逆にストーリーやゲーム部分は今でも楽しく遊べるんじゃないかなーと思います。ストーリー面についてはリメイク版でも変わらずなので、どちらを手に取っても問題ありません。
ゲーム(SLG)面を優先する人はでぼ版神楽かな。遊びやすいし、ハードモードやコラボステージ(別途「神楽道中記・想」が必要)があるので。
神楽の原点に当たる作品なので、興味がある方はこの夏の間にぜひ。
DLSite(でぼの巣製作所版のみ)
夏神楽
DMM
でぼの巣製作所版
夏神楽
studio.e.go版
夏神楽
studio.e.go版セットパック(でぼの巣版は含まれていないので注意)
神楽箱スペシャル Studio e・go!版
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